名入れアイテムは贈答品として利用されたのが始まりであります。勤続記念や成績優秀者などに、時計の裏ブタに名前を刻み込んでエンボス加工や金メッキなどにより特別なアイテムが譲渡されました。以前は終身雇用制度が現在よりも確立していて、中間層をリストラするようなことはあまりありませんでした。現在は少し赤字になったりでもそうですし、黒字リストラも行うのに建前上は終身雇用を標榜しているダブルスタンダードな社会です。

こうした名入れの報奨品を贈る習慣もなくなりました。その代わりにマーケティングや販促アイテムや謝礼品として、安価なアイテムへプリント名入れして配ることはあります。ジェットストリームボールペンなど、100円前後で購入出来る既製品にプリント加工代金を上乗せして製作し、たとえばアンケートの回答者にお礼として渡したりするのです。イベントの名前と新製品の名前をプリントしたジェットストリームボールペンは、その人に使用してもらうことで宣伝になります。

こうしたアイテムをセットにして配れば、帰社した時に営業マンから社内の人へ渡されて話題になるかもしれません。会社対会社だけではなく、一般人が入場出来る展示会などでも同様の現象を期待出来ます。ジェットストリームボールペンやメモ帳などならば、人にあげることもしやすいのでより身近な宣伝効果を生んでくれます。こうして販促グッズとして名入れアイテムは役立ち、企業の宣伝マンになって活躍してくれるのです。

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